腰痛改善の取り組み:マッケンジー体操
マッケンジー体操
マッケンジー体操は慢性腰痛を治したいと思ったらたどり着く有名な治療法のひとつだと思います。マッケンジー体操はマッケンジーという人が腰痛の患者にうつ伏せでそり腰の体勢をさせたら痛みが和らいだことから発見した体操らしいです。
マッケンジー体操の効果
私は某整形外科に行き、マッケンジー法に基づく体操をいくつか指導してもらい実践しました。結論からいうとマッケンジー体操はあくまで「気休め」程度にしかならないと思います。マッケンジー体操は、過度な期待はせず痛みを和らげる補助的な位置付けにすべきです。マッケンジー体操は対症療法としては少なからず効果はあると思いますが、根本的な治療には繋がらないと思います
マッケンジー体操の危険性
マッケンジー体操によって慢性腰痛の根本的な治療を目指すことは非常に危険だとは思います。なぜならマッケンジー体操は全て仮説のもとに成り立っている理論です。しかもその対象は椎間板ヘルニアを対象としています。さらにヘルニアが腰痛の原因であると特定できるケースはわずか5%程度と言われています。このような仮説の理論に基づき、体に無理な体制である反り腰の運動を何度も繰り返すことは腰に余計な負荷をかけるばかりだと私は思います。マッケンジー体操では「痛みの中央化」が快方に向かうことだと定義していますが、私は腰に物理的な刺激を与えることで腰の痛みに集中させ、ほかの神経痛を一時的に麻痺させているだけではないかと思っております。