腰痛改善の取り組み:姿勢の矯正
慢性腰痛の始まり
社会人2年目あたり、私は慢性腰痛を発症しました。
このころは仕事にだいぶ慣れ、仕事が退屈だなと思うようにもなってきた頃です。退屈な割には仕事量は多く忙しいので残業もままありました。私の腰痛は突然発症したわけではなく、大学生の頃から腰の筋肉には凝りを感じていて、特に就職活動時期など下半身に痛みを感じることはありました。しかし明らかに慢性化してしまったのは社会人2年目から始まったこの腰痛でした。ここから私の腰痛との闘いが始まりました。
腰痛の原因として最初に疑ったこと:姿勢
私はオフィスワークでしたので一日中座りっぱなしの仕事をしていました。私の座り姿勢は一般的に相当悪い姿勢だと思います。足はすぐ組みたがりますし、猫背だったり、腰を前にし浅く座るといった座り方をしていました。なので私は腰痛の原因として自分の姿勢の悪さを疑いました。姿勢が悪いために腰に物理的な負荷がかかり痛むという、医学的にいうと「器質的な」原因だと思いました。
そのために腰痛に良いといわれる姿勢を本やネットで調べました。腰痛治療の評判が良い某整形外科に行き、専門の理学療法士の方に正しい姿勢を教わったりもしました。正しい姿勢に矯正できるという椅子に置いて座って使う補助器具を買ってみたりもしました。
結論から言いますと、座り姿勢の改善は「対症療法」として微小な効果はあると思います。私の場合は姿勢矯正でのほんの最初は改善したように感じましたが、やはり腰痛の痛みは続くばかりで後にどんどん酷くなることとなります。
なぜ最初は痛みが改善したように感じたか、現在の私の見解なのですが、以下のような理由があると思います。
・プラシーボ効果
・適切といわれる姿勢を維持することはなかなか「集中」が必要なのでそれで「気が紛れる」
・上記2点により多少痛みが軽減したことへの「喜び」
・これらの相乗効果
のちのち投稿しようと思う内容ですが、上記の「集中」「気が紛れる」「喜び」等は腰痛改善にはとても重要なことだと思います。腰痛改善のために何か新しいことを始めると例え無意味なことであっても、上記の相乗効果で、腰痛は改善したかのように感じます。しかしプラシーボ効果や集中・喜びなどは一時的なことで長く続くものではなく、また元の状態に戻ってしまうわけです。
姿勢の矯正が腰痛に対して微小な効果しかないという根拠ですが、世の中にはオフィスワークをしていて姿勢が悪い人はたくさんいると思います。私のまわりにも明らかに腰に悪そうな姿勢で座り仕事をしている人がいるのですが、腰痛とは無縁でピンピンしています。人間の身体構造はそう大きな個人差はないと思いますし、姿勢が原因ならばここまで人によって腰痛が発症したりしないというバラつきは生じないと思います。