腰痛・慢性疼痛の改善ブログ

腰痛・慢性疼痛に対する私の取り組み・考えを記すブログです。腰痛・慢性疼痛は症状であり、原因・メカニズムのすべては未だ解明されていません。このブログで記すことはあくまで非専門家の私の個人的な経験・考えです。同じ苦しみを持つ方の参考になれば幸いです。

腰痛の原因を考える

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腰痛の原因を考える

慢性的な腰痛の原因は分からないことが多いです。本気で悩んでいる方は身体的なことが原因なのか、精神的なことが原因なのか色々な方向からアプローチし改善を試みた方もいると思います。私もそうでした。これより腰痛の原因として考えられることを整理・分類していきます。ひとつひとつ、じぶんの身体と心、生活、果ては過去の人生にまで照らしあわせ、広く深く考えてみてください。何かヒントになることが見つかるかもしれません。結果としても何も分からなくても自分について考えてあげることはとても重要です。自分自身について考えることだけでも腰痛改善には意味があると私は思います。

 

ポイントは"慢性"

普通の怪我や病気は放っておけば治るか、だんだん悪化して死ぬか、どちらかだと思います。しかし腰痛は放っておいても治りません。なぜでしょうか。
"慢性化"していることから考えると、なにか単発の原因がずっと腰を痛めつけるとは考えにくく、何か持続的な作用が働いていることが原因と考えるのが自然ではないでしょうか。持続的な作用として考えられることをあげてみます。

・自分自身の習慣
・普段身を置いている環境
・何かしらの悪循環に陥っていて抜け出せない

 

習慣

習慣は大きく3つに分類できると思います。

・身体的な習慣
・食習慣
心理的な習慣

身体的な習慣

身体的な習慣は普段多く行っている姿勢や動作のことです。例えば「立ち仕事」、「仕事が肉体労働」、「運動を全くしない」などでしょうか。あなたの普段の姿勢や動きになにか心当たりはありますか? 

食習慣

食習慣はどうでしょうか。なにか偏食をしていませんか。

心理的な習慣

心理的な習慣とは思考の癖のことです。なにか自分の中でしがちな考え方や義務感、信条・信念はありますか。もしかするとその考え方によって自分でも気づかないうちに感情や欲求が無視され心理的な負荷となっているかもしれません。仕事は真面目に取り組まねばならない、子育てをしっかりとすることは母親として当然だ、友達には優しくするのは当たり前だ、退屈なこと詰まらないことなどなく私は幸せだ、などなど・・なにかあなたの心が無視されていることはありませんか?

 

環境

環境は2つに分類できます。

・自然環境(物理的あるいは化学的な環境)
・社会環境

 

 

悪循環

 

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当ブログの趣旨

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当ブログの趣旨

私は腰痛持ちです。
今ではあまり気にならないくらい良くなりました。どういうときに腰が痛くなるか自分で予想・把握できるようにもなりました。一時期死にたいと思うまで酷くなった私の腰痛ですが、このブログで私が腰痛を改善していった過程について記してゆきたいと思います。そして多くの方の腰痛改善のヒント・情報共有となれば幸いです。

当ブログでは腰痛に焦点を当てていますが、これは特に慢性腰痛のことを指しています。部位を特定しなければ広義で慢性疼痛といわれます。痛む部位が肩や首であれば「肩こり」、胸であれば「肋間神経痛」、全身であれば「線維筋痛症」と呼ばれたりするようです。私は腰痛とその他慢性疼痛に含まれる症状は少なからず関連があると思っています。ということでブログタイトルには慢性疼痛というキーワードを入れさせてもらいました。当ブログでは私の症状である腰痛にフォーカスを当てた記事を書いていきますが、慢性疼痛をお持ちの方々にも何か参考になればと思っております。

現在の日本医療の腰痛治療に対する取り組みは遅れていると思います。また日本の腰痛の情報は玉石混交・煩雑にインターネット・本に出回っています。医者や専門家の間でも意見はバラバラで私たち一般人は何を信じていいかわかりません。不適切な治療法・考え方を盲信してしまうひともいます。
当ブログでは最新の腰痛治療の情報なども紹介できればと思っております。

腰痛・慢性疼痛を抱えているいる方はさまざまな職業・年齢層があると思います。参考に私の略歴を以下に示します。
性別:男性
年齢:20代
職業:エンジニア(オフィスワーク)
腰痛発症時期:社会人2年目あたり

 

当ブログの注意点

当ブログはブログという形式をとっていますが、一度投稿した過去の記事であれ、なにか有用な情報・改善点があればどんどん加筆・ブラッシュアップしていこうと思っております。なので過去の記事が、あれ何か変わってるぞと思われることがあるかもしれませんがご了承ください。

 

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腰痛改善の取り組み:マッケンジー体操

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マッケンジー体操

マッケンジー体操は慢性腰痛を治したいと思ったらたどり着く有名な治療法のひとつだと思います。マッケンジー体操はマッケンジーという人が腰痛の患者にうつ伏せでそり腰の体勢をさせたら痛みが和らいだことから発見した体操らしいです。

 

マッケンジー体操の効果

私は某整形外科に行き、マッケンジー法に基づく体操をいくつか指導してもらい実践しました。結論からいうとマッケンジー体操はあくまで「気休め」程度にしかならないと思います。マッケンジー体操は、過度な期待はせず痛みを和らげる補助的な位置付けにすべきです。マッケンジー体操は対症療法としては少なからず効果はあると思いますが、根本的な治療には繋がらないと思います

 

マッケンジー体操の危険性

マッケンジー体操によって慢性腰痛の根本的な治療を目指すことは非常に危険だとは思います。なぜならマッケンジー体操は全て仮説のもとに成り立っている理論です。しかもその対象は椎間板ヘルニアを対象としています。さらにヘルニアが腰痛の原因であると特定できるケースはわずか5%程度と言われています。このような仮説の理論に基づき、体に無理な体制である反り腰の運動を何度も繰り返すことは腰に余計な負荷をかけるばかりだと私は思います。マッケンジー体操では「痛みの中央化」が快方に向かうことだと定義していますが、私は腰に物理的な刺激を与えることで腰の痛みに集中させ、ほかの神経痛を一時的に麻痺させているだけではないかと思っております。

 

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腰痛改善の取り組み:ストレッチ

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ストレッチ

私が腰痛を患い始めたころ、改善のために行ったこととして他にストレッチ(筋肉を引っ張って伸ばすこと)があります。腰痛改善の方法としてストレッチは誰もが試してみることの一つではないでしょうか。一般的にストレッチの狙いとして、筋肉の柔軟性を高める、凝り固まった筋肉をほぐす、血行を良くするなどがあると思います。私自身実際に腰の筋肉に凝りのようなもの(痛みの点)があることは感じていて、腰痛の原因は筋肉の凝りのせいだと思っていました。そうして本・インターネットで腰痛に効果的といわれるストレッチ方法を調べ実践しました。

 

ストレッチの効果

腰痛に対するストレッチの効果ですが、私は単に「運動」という効果しかないと思います。しかもストレッチは運動の強度でいうととても低いので運動療法としてやるにも効果は薄いと思います。

またストレッチは逆効果になる恐れがあります。固くなった体を無理に伸ばそうとすると筋肉を損傷して腰痛が悪化することがあるので、無理なストレッチは禁物です。(私は張り切り過ぎて痛い思いをしました。)やるとしたら無理のない範囲でやるべきだと思います。

 

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腰痛改善の取り組み:姿勢の矯正

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慢性腰痛の始まり

社会人2年目あたり、私は慢性腰痛を発症しました。
このころは仕事にだいぶ慣れ、仕事が退屈だなと思うようにもなってきた頃です。退屈な割には仕事量は多く忙しいので残業もままありました。私の腰痛は突然発症したわけではなく、大学生の頃から腰の筋肉には凝りを感じていて、特に就職活動時期など下半身に痛みを感じることはありました。しかし明らかに慢性化してしまったのは社会人2年目から始まったこの腰痛でした。ここから私の腰痛との闘いが始まりました。

 

腰痛の原因として最初に疑ったこと:姿勢
私はオフィスワークでしたので一日中座りっぱなしの仕事をしていました。私の座り姿勢は一般的に相当悪い姿勢だと思います。足はすぐ組みたがりますし、猫背だったり、腰を前にし浅く座るといった座り方をしていました。なので私は腰痛の原因として自分の姿勢の悪さを疑いました。姿勢が悪いために腰に物理的な負荷がかかり痛むという、医学的にいうと「器質的な」原因だと思いました。
そのために腰痛に良いといわれる姿勢を本やネットで調べました。腰痛治療の評判が良い某整形外科に行き、専門の理学療法士の方に正しい姿勢を教わったりもしました。正しい姿勢に矯正できるという椅子に置いて座って使う補助器具を買ってみたりもしました。

結論から言いますと、座り姿勢の改善は「対症療法」として微小な効果はあると思います。私の場合は姿勢矯正でのほんの最初は改善したように感じましたが、やはり腰痛の痛みは続くばかりで後にどんどん酷くなることとなります。
なぜ最初は痛みが改善したように感じたか、現在の私の見解なのですが、以下のような理由があると思います。

プラシーボ効果
・適切といわれる姿勢を維持することはなかなか「集中」が必要なのでそれで「気が紛れる」
・上記2点により多少痛みが軽減したことへの「喜び」
・これらの相乗効果

のちのち投稿しようと思う内容ですが、上記の「集中」「気が紛れる」「喜び」等は腰痛改善にはとても重要なことだと思います。腰痛改善のために何か新しいことを始めると例え無意味なことであっても、上記の相乗効果で、腰痛は改善したかのように感じます。しかしプラシーボ効果や集中・喜びなどは一時的なことで長く続くものではなく、また元の状態に戻ってしまうわけです。

姿勢の矯正が腰痛に対して微小な効果しかないという根拠ですが、世の中にはオフィスワークをしていて姿勢が悪い人はたくさんいると思います。私のまわりにも明らかに腰に悪そうな姿勢で座り仕事をしている人がいるのですが、腰痛とは無縁でピンピンしています。人間の身体構造はそう大きな個人差はないと思いますし、姿勢が原因ならばここまで人によって腰痛が発症したりしないというバラつきは生じないと思います。

 

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目次

0.当ブログの趣旨

1.腰痛改善の取り組み

 身体へのアプローチ

  1.姿勢の矯正
  2.ストレッチ
  3.マッケンジー体操

 認知行動的なアプローチ

  4.動きから心を整える

2.腰痛の原因を考える

  1.腰痛の原因を考える

3.痛みのメカニズム

4.退屈・倦怠・空虚と闘う